本感想: 〜料理を交えたナルシズムエッセイが中々に小洒落ている〜 わたしを空腹にしないほうがいい 改訂版
はい、おはようございます。
ノエルです。
まだアクセス数は1です。
この本、街のしゃれた本屋で見つけました。
装丁の素朴な感じとタイトルのよく言語化できない魅力からついつい購入してしまいました。
あまりページ数がないのにも関わらず、1000円なので少しためらいはしましたが。
さて、内容ですが、悪くないです。
女子大学生の瑞々しいナルシズムを楽しめます。
誰でも大学生くらいのときには、不幸も幸せもなんだかキラキラしているというか
かわいそうな自分も可愛らしいし、幸せな自分も可愛らしい
そんな風に自分を認識する、ナルシズムを持つ時期がありますよね。
料理の話題を交えた日記エッセイという形の本になっています。
改訂版では大学を卒業して就職してからのいくつかのエッセイと仲の良い文化人との対談が追加されたようです。
就職後のエッセイがこれがまた秀逸なんですよ。
学生時代の不幸せな自分もかわいい、という余裕のある状況から
会社員生活が上手くいっていなく、不幸を楽しめない余裕のなさがひしひしと伝わってきました。
この移り変わりがたまりません。
ちょっと、プギャーと思ってしまいましたね。
とは言いつつも、料理を交えた自分語りエッセイは中々に小洒落ているので
財布に余裕があったら買ってみるのもおすすめです。
それでは、また!